東京市場 午後概況 為替市場は小動き、普段通りの模様眺め

2015年03月04日 15:36

東京午後、ドル円は119.78円まで小高く推移する場面はあったが、午前と同様に動意は薄い。ドル円の値幅は30銭程度にとどまっている。週後半は欧州中央銀行(ECB)理事会、米雇用統計など注目イベントが多い。今晩は追加利下げ観測のあるカナダ銀行(BOC)が政策金利を発表する。日経平均株価は100円安程度まで下げ幅を削ったが、株価動向に対する円相場の関心は引き続き乏しい。
 
ユーロ円は133.59円まで弱含み。ユーロドルが1.1163ドルまで小幅に軟化したことが背景。ECB理事会などで新たなユーロ売りの手がかりが加わるとは思えないが、ユーロ安圧力は後退していない。
 
豪ドル/ドルは0.78ドル前半、豪ドル円は93円半ばで小動き。10-12月期の豪GDP発表後の動意は落ち着いている。今回の結果次第では豪追加利下げ観測が強化されるとみられていたが、見方を固めるような内容ではなかった。
 
NZドル/ドルは0.75ドル半ば、NZドル円は90円半ばでもみ合い。昨日NZ乳業大手のフォンテラが発表した乳製品価格の総合指数は安値圏から反発が続いている。