東京市場 午後概況 海外勢不在で、取引は盛り上がりに欠ける

2014年12月24日 15:25

東京午後の為替市場は小動き。海外の主要都市が本格的にクリスマス休暇入りしているほか、目立った材料が見当たらなかったことで、商いは閑散だった。121円台の回復に失敗し利食い売りが優勢だったドル円は、午後も上値の重い展開が続いた。ただ、短期的なポジション調整の流れも一段落しつつあるようで、下値を広げる格好にもならず、120.30円付近で値動きをこう着させた。クロス円では、ユーロ円が146円半ば、ポンド円が186円後半、スイスフラン円が121円後半、豪ドル円が97円半ば、NZドル円が93円前後、加ドル円が103円半ばでもみ合った。
 
関連市場では、上海総合株価指数が後場に下げ幅を広げた。一方で日本株は、教育関連銘柄が、「政府が幼児教育無償化を15年度に拡充することを検討」との一部報道を受け後場に急上昇するなど、日経平均は5営業日続伸したが、為替市場への影響は限定的だった。
 
円のマザー市場である本邦勢の動きが鈍かったことから、他の主要通貨も動意は薄かった。ユーロドルは1.2180ドル近辺、ポンドドルは1.55ドル前半、豪ドル/ドルは0.81ドル前半と極端に限られたレンジでのもち合いが継続した。