東京市場 午後概況 模様眺め続く ユーロは買いづらい

2015年01月22日 15:31

午後も欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて各通貨がおおむね様子見となった。ドル円は一時118.34円まで上振れたが、その後は再び118円付近で小幅な振幅となった。ユーロ円は137.31円、ポンド円は179.23円まで買いが先行し、加ドル円も95.74円まで買われたが上値は伸びていない。
 
ユーロドルは1.1589ドルまでじり安で推移。昨日は一部通信社からドラギ総裁を含むECB理事会が、月額500億ユーロの資産購入を2016年末まで続けることを提案したとの報道があった。合計で1兆ユーロを超える規模の買い入れとなれば、長期融資の返済を差し引いてもECBが目指す3兆ユーロ程度までのバランスシート拡大には十分な内容となる。ECB理事会を控えて値動きは膠着気味だが、一定規模の緩和実施が決定されるとの見通しで市場の予想が固まるなか買いづらい状況。ポンドドルも1.51ドル半ばで上値が抑えられた。
 
資源国通貨は引き続き上値が重かった。豪ドル/ドルは0.8056ドル、NZドル/ドルは0.7516ドル、ドル/加ドルは1.2372加ドルまで対ドルでじり安。豪ドル円は95.18円、NZドル円は88.86円までレンジ下限を広げた。