東京市場 午後概況 模様眺め、米雇用統計の発表を控え
2015年03月06日 15:39
東京午後はこう着感が強い。欧州中央銀行(ECB)理事会やドラギECB総裁の会見を通過し、本日の米雇用統計に焦点が移っている。非農業部門雇用者数(NFP)の関連指標では、ISM製造業景況指数を構成する雇用指数が弱かったが、その他に気にかかるような結果は乏しく警戒感は限定的。もちろん、米雇用統計の発表時には値幅が広がることから緊張感はある。賃金の伸びなどから利上げ開始時期を見通すための前向きな緊迫感である。
ドル円は120円ちょうど付近で小動き。東京タイム午前からわずかに円買いが優勢だが、振幅は一段と狭まっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は利上げ開始が遅れることのリスクを指摘した。タカ派的なスタンスは変わらず、ドル相場に反応はみられなかった。ユーロ円は132円前半、ポンド円は183円ちょうど付近でもみ合い。日経平均株価は約15年ぶりの高値を更新した。
ユーロドルは1.10ドル前半で横ばい。2003年以来の安値圏を維持。ポンドドルも1.52ドル半ばで値動きはみられない。NZドル/ドルは0.74ドル後半でやや重い。昨日からの流れが継続している。豪ドル/ドルは0.7814ドルまでしっかりと推移。