東京市場 午後概況 模様眺め、ドル円は118円前半でこう着

2015年01月28日 16:22

午後のドル円・クロス円は様子見ムードの強い展開だった。月末を控える中、NYタイムの米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を見極めたいとの思いから、積極的な取引は見送られた。日経平均株価が後場に上昇幅を拡大したことで、一部で高値を塗り替える通貨もあったが、全体的には株高の影響は限られた。
 
ドル円は118.10円台、ポンド円が179円前半、加ドル円が95円付近でもち合いを続けたほか、ユーロ円は134.18円まで小幅にレンジを広げた。
 
他通貨の動意も緩慢。ユーロドルは1.13ドル半ば、ポンドドルは1.51ドル半ばでこう着。昨日、市場の動意を促したスイスフラン(CHF)も限られたレンジで振幅。ドルCHFは0.90CHF前半、CHF円は130円半ばで落ち着いた推移となった。
 
一方で、豪ドルは底堅い展開が続いた。午前に発表された豪10-12月期のインフレ率が、市場が想定していたよりも鈍化していなかったことが引き続き好感された。豪ドル/ドルは、豪長期金利の上昇が一服したため上昇の勢いは和らいだが、0.8000ドル付近でしっかり。豪ドル円は株高も支えとなり94.56円までレンジ上限を広げた。