東京市場 午後概況 株高一服と米金利低下で円安一巡

2014年04月21日 15:53

午後の為替市場は円安が一服。午前に進んだ株価上昇が一巡し、日経平均株価が上昇幅を縮め、一時マイナスサイドへ沈んだことが影響した。また、米10年債利回りが2.7%割れまで低下したことも、円買い戻しを後押しした。もっとも、イースターマンデーのため海外勢が休暇中で市場参加者が限られるなか、取引は盛り上がりに欠け、円買いの勢いは限定的だった。
 ドル円は、午前につけた102.71円を高値に102.50円付近、ユーロ円は141.60円近辺、ポンド円は172.20円近辺まで、それぞれ上昇幅を縮小する場面があった。
 ドルストレートは小動き。海外勢の参加者が少なかったほか、円中心の相場展開だったことから、ユーロドルは1.3810ドル近辺、ポンドドルは1.6800ドル前後でのもち合いが続いた。また、午前に売りが強まったオセアニア通貨は下げ渋り。NZドル/ドルは0.8558ドルを安値に0.8570ドル付近、豪ドル/ドルは0.9330ドル付近へ戻した。とはいえ、手掛かりとなりそうなニュースはなく、あくまでも短期勢のポジション調整に伴う動きだった。
 
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