東京市場 午後概況 株高・円安だが、中国経済指標の鈍化は続く

2014年05月13日 15:16

東京午後の為替市場では円売りが続いた。昨日のダウ平均株価が過去最高値を更新した流れを引き継いで日経平均が上値を伸ばしたことが背景。日経平均の上昇幅は一時300円超となった。国内外の決算発表がピークを越え、株式市場を中心にリスクを取りやすくなっている。M&Aの話題が目につくこともムードを好転させている要因。ただ、発表された中国経済指標では、固定資産投資、小売売上高、鉱工業生産の鈍化傾向が続いた。市場予想に対しても弱かった。金融市場全般の反応は鈍く、豪ドルが瞬間的に売られた程度だったが、見通しは明るくない。
 ドル円は102.33円、ユーロ円は140.79円、ポンド円は172.74円、NZドル円は88.31円まで水準を切り上げた。ドル円の値幅は20銭にとどまっており、リスク選好の円売りが活発だったとはいえないが、先週までの円高警戒感は後退しつつあるようだ。
 一連の中国経済指標の発表を前に豪ドル/ドルは0.9341ドルまで軟化。豪ドル円は95.52円の安値をつけた。発表後に豪ドル買い戻しが入るなど短期筋中心に動意づいたが、値幅は限られている。
 ユーロドルは1.37ドル半ば、ポンドドルは1.68ドル後半でもみ合い。午前に欧州通貨高方向へ傾く場面はあったが、午後は横ばいに終始している。
 
 
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