東京市場 午後概況 株高も、ドル円上値追うには慎重

2014年08月19日 16:48

東京タイム午後の為替相場は小動きで、膠着感の強い相場展開が継続した。米株高や地政学リスクへの警戒感が後退したことを背景に、約2週間ぶりの1万4000円台を回復した日経平均は、午後も前日比100円超の高値圏での推移を続け7日続伸で引けた。株高を支えにドル円は102円半ばで底堅さを示すも、明日以降の米FOMC議事録公表やジャクソンホールでの金融・経済シンポジウムを控えて様子見ムードが強く、上値を追う動きには慎重で102.60円付近のもみ合い相場が続いた。ジャクソンホールでの基調講演で、イエレンFRB議長が金融政策運営についてハト派寄りの姿勢を示すとの思惑も、ドル円の上値を重くしているもよう。
 
ドル円以外も、主要通貨は対ドル・対円で方向感は出ず小幅な上下にとどまった。欧州タイムで英消費者物価指数や同生産者物価指数を控え、ポンドドルは1.67ドル前半、ポンド円は171円半ばで推移。昨日はBOE総裁の発言を手掛かりに買いが先行したが、その動きは一巡している。また、ユーロドルは1.33ドル半ばの年初来安値水準、ユーロ円は137円前後で横ばい。NZドルは午前にさえない物価指標や成長率見通しの引き下げを背景に弱含んだが、午後はやや買い戻しが優勢となり、NZドル/ドルは0.84ドル半ば、NZドル円は86.70円付近へ小幅に水準を戻した。また、豪ドル/ドルは0.93ドル前半、豪ドル円は95円後半で小動き。
 
 
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