東京市場 午後概況 株安で円買い、RBAは2.5%で金利据え置き

2014年08月05日 15:37

午後の為替市場は円高に傾いた。戻りの鈍さが嫌気され、日経平均株価が後場に150円超まで下落幅を拡大するなか、ドル円・クロス円は水準を切り下げた。ドル円は102.46円、ユーロ円は137.54円、ポンド円は172.81円、スイスフラン円は113.00円、NZドル円は87.31円、加ドル円は93.87円までそれぞれ本日安値を更新した。また、米10年債利回りが時間外取引ながら2.475%付近まで低下したことも、円買いを後押しした可能性はある。
 
他通貨はドルに対してしっかり。米長期金利の低下を通じて、為替市場でドル安が進んだことから、ユーロドルは1.3425ドルまで上昇幅を拡大。その他の通貨もドルに対して下値を切り上げた。
 
豪ドルは底堅い推移に。政策金利を2.50%に据え置いた豪準備銀行(RBA)理事会・声明は、前回とほぼ同様の内容となり、それほど材料視されなかった。声明文では、インフレ率の上振れは昨年の豪ドル安の影響を受けているとの認識や、雇用改善の兆しはあっても失業率を継続的に低下させるには時間がかかるという見通しなどが追加された程度だった。イベント通過で短期勢の買い戻しから、豪ドル/ドルは0.9343ドル、豪ドル円は95.79円まで高値を塗り替えたものの、上昇幅は限定的だった。
 
 
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