東京市場 午後概況 株価動向に連動、ドル円は一進一退

2014年04月07日 15:44

東京午後のドル円・クロス円は株価に連動して、午前の安値を下回る格好に。日経平均株価が下げ幅を一時前日比290円超へ広げる動きにあわせて円買いが強まった。ドル円は103.00円、ユーロ円は141.12円、ポンド円は170.68円、スイスフラン円は115.47円までそれぞれ安値を更新。先週末の海外市場で進んだ調整の流れが東京タイムでも継続した。関連市場では、米長期金利が時間外取引ながら低下し日米の金利差縮小が意識されたことも円を下支えした。とはいえ、明日の日銀金融政策決定会合の結果公表を控え、積極的に円を買い戻す流れも限定的だった。
 一方で、ドルストレートは横ばい。ユーロドルやポンドドルは先週末の終値付近での上下動が続いた。ユーロドルは、独2月鉱工業生産・前月比が市場予想+0.3%を上回り+0.4%だったことを手掛かりに1.3709ドルまで上昇幅を広げる場面もあった。ただ、1月分が+0.8%から+0.7%へ下方修正されるなど、強弱まちまちの結果に反応は限られた。また、豪ドル/ドルも0.92ドル後半、NZドル/ドルは0.86ドル付近でのもち合いを継続。世界銀行が中国の今年の成長率見通しを従来の+7.7%から+7.6%へ引き下げたが、市場の反応はほとんどなかった。