東京市場 午後概況 株価は1週間ぶり安値、円買い継続

2014年11月17日 16:02

午後のドル円・クロス円は上値の重い推移を継続。かろうじて1万7000円台を維持していた日経平均株価が、引け際に大台を割り込み、517円安の16973円と1週間ぶりの安値で取引を終了するなど、さえない株価動向が影響して足元の円安を巻き戻すムードが続いた。
 
ドル円は、一時115.90円台まで買い戻しが先行したが、株式市場の動向を受けてもち直しの勢いは失速。その後は115円半ばへ押し戻された。クロス円も、ドル円と同様の値動きとなり、ユーロ円は144.88円、スイスフラン円は120.58円、豪ドル円は101.47円、NZドル円は91.93円、加ドル円は102.42円までそれぞれ下げ幅を広げた。
 
他通貨は、ユーロドルが上昇幅を縮めた以外は、円中心の相場展開だったことから、午前からの水準を維持した。ユーロドルは、ドル円の下落による影響から昼に1.2580ドルまで反発したが、ユーロ圏の低成長が意識される中で、1.2540ドル付近まで上昇幅を縮めた。