東京市場 午後概況 株価の持ち直しで円売り 主体性に乏しい展開続く

2014年06月24日 14:57

午後は日経平均株価のプラス圏への反発を受けてやや円売りが優勢。ドル円は午前の下げ幅を帳消しにし、101.97円まで買い戻されて底堅さを示した。ただ、株価動向以外に手掛かりはなく主体性に乏しいなかで値動きは小幅。反発地合いを後退させた日経平均の推移を受けて伸び悩むなど積極的な売買を仕掛けにくい展開が続いた。加ドル円が95.11円まで上値を伸ばして前日高値を上抜けた以外は、ユーロ円は138円半ば、ポンド円は173円半ば、豪ドル円は96円前後、NZドル円は88円後半で反発力に欠けるなど円売りに力強さはなかった。
 海外時間にはカーニーBOE総裁の議会証言や、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁・ダドリー米NY連銀総裁の講演が予定されており、先行きの金融政策に関するヒントが得られるか注目される。また、夕方の臨時閣議で改定成長戦略が決定され、安倍首相が会見を実施する予定であることなど、この後のイベントを前に手控え感もあった。
 対ドルも方向感に乏しい推移を継続させ、ユーロドルは1.35ドル後半、ポンドドルは1.70ドル前半でもみ合い。豪ドル/ドルは0.94ドル前半、NZドル/ドルは0.87ドル前半で落ち着いた値動きとなった。
 
 
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