東京市場 午後概況 月末要因交えた株価調整や円買いは一巡

2014年05月30日 15:16

午後は月末要因なども交えた株価の調整や、それに伴う円買いが一巡。ドル円・クロス円は下げ渋った。日経平均株価は14600円を回復させて推移。時間外の米長期金利は、前日の米市場からの上昇地合いを一服させ、2.47%付近で動きを落ち着かせた。ドル円は101.48円、ユーロ円は138.07円を安値に小幅に水準を切り上げたほか、ポンド円は170円前後、豪ドル円は94円半ばで次第に底堅さを示した。NZドル円は86.51円まで反発。オセアニアタイムに発表されたNZ住宅指標の好調な結果に支えられ、最近のNZドルの下落基調に調整が入った。NZドル/ドルも0.8517ドルまで上値を伸ばしている。都内で講演したIMFのリプトン筆頭副専務理事は、「アベノミクスが不完全に終われば、不当な円安につながる可能性も」などと発言。ただ、現状の為替レートはファンダメンタルズに沿っているとの見解を示している。
 対ドルはまちまち。ユーロドルは1.36ドル前後、ポンドドルは1.67ドル半ばでほぼ横ばい推移。東京市場では金融施策面に対する思惑も強めにくく手掛かりが少ない。豪ドル/ドルはNZドルに連れ高となり、0.9329ドルまで足元の高値を塗り替えた。