東京市場 午後概況 急激な円安に調整、RBA声明は今回も微調整

2014年11月04日 15:31

東京タイム午後の為替市場では、最近の急激な円安に調整が入っている。ドル円は114円前半に抵抗感があり、113.28円まで押し戻された。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明変更や日銀の追加緩和によって、ドル買いと円売りの二つの車輪が回転している状況にあり、流れに逆らう理由は見当たらない。
 
ドル円が調整したことで、クロス円の上値も抑えられた。ユーロ円は142円ちょうど前後で重く、ポンド円は181.22円、加ドル円は99.86円まで安値を更新。日経平均株価は大幅続伸して引けたが、節目の1万7000円付近は重かった。
 
豪ドル/ドルは0.8735ドル、豪ドル円は99.22円まで強含み。豪準備銀行(RBA)は声明文の微調整を続けているが、本日の声明ではドル高の影響だとしながらも豪ドルに対するけん制を緩めたため、豪ドルには買いが入った。
 
ユーロドルは1.2532ドルまで水準を切り上げた。先週から1.24ドル台では下値が支えられていることを眺めて、ユーロ売り・ドル買いの巻き戻しが入っている。ポンドドルは1.60ドルちょうど付近でしっかり。
 
 
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