東京市場 午後概況 後場寄りの株価下落で円高加速

2014年06月27日 15:16

月末や期末に関連した実需のフローも背景に上値の重かったドル円やクロス円は、午後になっても下値を切り下げる動きが継続。日経平均株価が後場寄り直後に売りを強め、節目の15000円を割り込みそうな勢いで下げ幅を広げたことも円買いを誘発。ドル円は101.32円、ユーロ円は138.07円、ポンド円は172.67円、豪ドル円は95.56円、NZドル円は88.97円、加ドル円は94.84円まで総じて安値を塗り替えた。その後は株価が一定の反発を挟むなかで円高の流れは緩和したが、短期的な戻りを試しながらも上値の重い状態は継続。ドル円は約1カ月ぶりとなる安値水準で神経質な推移となった。
 対ドルは引き続き、ドル円下落による相対的なドル安を支えに底堅かった。クロス円の下押しで上げ幅は限られたが、ユーロドルは1.3629ドル、ポンドドルは1.7052ドルまでじり高。資源国通貨もレンジ上限を拡大させる動きを続け、豪ドル/ドルは0.9440ドル、NZドル/ドルは0.8794ドル、ドル/加ドルは1.0678加ドルまでドル安・資源国通貨高で推移。ドル/加ドルは再び1月7日以来の加ドル高水準を塗り替えた。
 
 
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