東京市場 午後概況 年末控え、ドル円は120円前半で小動き

2014年12月26日 15:37

午後の為替市場はもち合い。来週から、休暇に入る本邦企業法人が多く、午前は駆け込み的な取引から、円を中心にある程度の動意は見られた。しかし、午後になるとそうした取引も後退し、各通貨は徐々に動意を失った。関連市場では、日経平均株価が後場にプラス圏を回復するなど底堅く推移したが、値幅が限られたことから、為替市場への影響はほとんど見られなかった。
 
ドル円は、120.20円近辺で振幅。クロス円も、ドル円と同様に値動きは鈍く、ユーロ円は146円後半、ポンド円は187円前後、スイスフラン円は122円前半、豪ドル円は97円半ばから後半、NZドル円は93円近辺での小動きに終始した。
 
主要通貨の一部は対ドルで、フロー主導で日通しのレンジを広げる通貨もあったが、それ以外はクロス円の小動きに倣って、限定的なレンジで推移した。NZドル/ドルは0.7744ドルまでレンジ上限を広げ、ポンドドルは1.5552ドルまで下押しした一方で、ユーロドルは1.22ドル前半、豪ドル/ドルは0.81ドル前半と限られたレンジでの取引が続いた。