東京市場 午後概況 年末で市場参加者少なく全般小動き

2014年12月29日 12:21

東京午前の為替市場は全般小動き。クリスマス休暇から明けた今週、本格的に海外市場が再稼働することになるが、一方で本邦企業はすでに年末休暇に入っているところも多く、東京午前の市場参加者は少なく取引も控えめだった。
 
先週末のNY株式市場で、ダウ平均、S&P500はともに過去最高値を更新するなど、米経済の強さを印象付ける結果を見せていた。これらを背景に日経平均株価も17900円台を回復させて続伸して寄り付いた。ドル円は仲値に向けたフローにも影響を受け、先週末高値を上抜けて120.61円までレンジ上限を広げたが、株価の伸びが鈍かったことで上値追いは一時的だった。
 
ユーロは先週の海外時間の流れを引き継ぎ、朝方は軟調に推移。ユーロドルは、1.2168ドル、ユーロ円は146.59円まで下押した。ただその後は特段の手掛かりのないなか買い戻され、ユーロドルは1.2194ドル、ユーロ円は146.99円まで上値を拡大した。
 
ドル円での円安を支えに、クロス円は総じて堅調。ポンド円は187.80円、スイスフラン(CHF)円は122.19円、豪ドル円は97.98円、NZドル円は93.50円まで上値を伸ばした。
 
本日午後に、為替市場を動意づかせるようなイベントや経済指標の発表予定はない。材料不足のため動意の乏しい展開が予想され、クリスマス休暇明けの欧州勢の参加待ちとなりそうだ。