東京市場 午後概況 小幅の円買いも落ち着き、ドル円118円後半で膠着

2015年02月09日 15:30

東京タイム午後の為替相場はもみ合い。午前には先週末の米雇用統計を受けたドル高・円安の反動もあり、利食いの円買いの動きも見られたが、午後はこの動きも落ち着き新規材料が不足する中、動意が鈍い相場展開が続いた。先週末の米雇用統計は年央の利上げ観測を裏付ける強い結果となり、一部ではより早い時期の利上げもあり得るとの見方も出ており、足元ではドル高の地合いが続きそうだ。日経平均が小幅高水準で伸び悩んだこともあり、ドル円は午前の118.73円を安値に反発基調は強められず、118円後半で膠着相場が続いた。クロス円も先週末比小幅安水準で動意は限られ、ユーロ円は134円半ば、ポンド円は181円前半、豪ドル円は92円前半、NZドル円は87円半ばで推移。
 
ユーロドルは1.13ドル前半で小動き。足元ではドル高基調に加え、不透明感が続いているギリシャ債務問題もユーロの重し。ポンドドルは1.52ドル半ばで方向感が鈍い。今週はイングランド銀行金融政策委員会(MPC)の四半期インフレ報告の公表が予定されている。資源国通貨も、豪ドル/ドルが0.77ドル後半、NZドル/ドルが0.73ドル後半、ドル/加ドルが1.25加ドル前半の狭いレンジ内で上下。