東京市場 午後概況 小動きも、NZドル中心に対ドルで重い動き

2014年09月25日 15:26

東京タイム午後の為替相場は小動きながらNZドルを中心にドル高地合いが継続。引き続きNZ準備銀行(RBNZ)のNZドル高けん制の声明が重しとなり、NZドル/ドルは0.7972ドルまで一段安。同じくオセアニア通貨の豪ドル/ドルも0.8802ドルまで弱含んだ。米欧景況感・金融政策見通しの格差が鮮明になり、下落トレンドが続いているユーロドルは1.2756ドルまで下押し、昨年7月以来の安値をつけた。ユーロポンドでのユーロ売り・ポンド買いが下支えとなるも、ポンドドルは1.6300ドルまで小幅安。シャフィクBOE副総裁の「英の景気回復は心強い」、「賃上げが生産性上昇伴えば利上げ遅らせることも可能」、「欧州は英経済にとって大きなリスク」などの発言が伝わったが、ポンド相場への影響は見られなかった。
 
午後に入り、ドル円は月末を控えた実需の売買は一巡したが、ドル高基調が続く中で109.10円台を中心に底堅く推移。後場の日経平均が上げ幅を200円超に拡大するなど堅調な動きが続いたことも、ドル円の下支えとなった。ドル円の上昇が一服した一方で、円以外の主要通貨は対ドルでの売りが継続し、クロス円は重い動きに。NZドル円は87.07円まで下げ幅を拡大し、豪ドル円は96.15円、ユーロ円は139.30円、ポンド円は178.02円、加ドル円は98.41円まで軒並み安値を更新した。
 
 
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