東京市場 午後概況 小動き 祝日とギリシャ関連イベント控え

2015年02月10日 15:03

午後は各通貨が小動きに終始した。本邦長期金利が一時0.41%と、最近のボラティリティ拡大のなかで昨年12月11日以来の高水準まで急騰するなど債券市場の動きが目立ったものの、日経平均は前引け付近で膠着。為替市場も翌日の本邦祝日や、ユーロ圏財務相・EU首脳会談など、ギリシャ関連で材料が提供されそうなイベントも控えて手控え感が強かった。
 
ドル円は118.50円近辺で横ばい推移。株安やギリシャ情勢への警戒感、中国インフレ指標の鈍化でリスクオフ傾向にはあるものの、いい意味で予想を裏切った米雇用統計の余韻もまだあり下値も堅い。ユーロ円は134円半ば、ポンドドルは1.52ドル半ばで下げ渋っている。
 
中国1月の消費者物価指数や生産者物価指数が市場予想を下回ったことで、春節を前にした当局に対する政策期待から買われたオセアニア通貨は伸び悩み。豪ドル/ドルは0.78ドル前半、豪ドル円は92円半ばで値動きを落ち着かせた。NZドル/ドルは0.74ドル前半、NZドル円は88円近辺と、前日引け値から小幅高の水準でもみ合い。