東京市場 午後概況 夏枯れで円相場は小動き、豪ドルは上げ一服

2014年07月23日 15:04

東京午後の為替市場で円相場は小動き。東京株式市場が夏枯れのなかでレンジ相場を続けており、円の売買も限られた。日経平均株価は前日終値前後でもみ合い。ウクライナやパレスチナ問題はリスク要因として引き続き意識されていると思われるが、金融市場の動向から緊迫感は感じ取れない。関心は薄れつつあるようだ。
 
中曽日銀副総裁の発言が伝わり、「消費税増税後の反動減は想定の範囲内」、「個人消費は底堅く推移していくとみている」などと述べたが、手がかりとなる内容は見当たらなかった。
 
ドル円は101円半ばで小動き。ユーロ円は年初来安値を視野に捉えつつ、136円半ばでもみ合い。豪ドル円は豪消費者物価指数(CPI)発表後の豪ドル買いが一巡し、95.60円付近で上げ一服。
 
ユーロドルは1.34ドル半ばで推移し、昨日からの安値圏に張り付いている。1.3450ドルにオプションバリアが観測されており、目先はこれを巡る攻防が続く。ポンドドルは1.7075ドルまで強含み。本日は英金融政策委員会(MPC)議事録が公表される予定。これまで通り、全員一致で政策金利の据え置きが決定されたと想定されているが、票割れも警戒されている。
 
 
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