東京市場 午後概況 午前から円買い優勢も感謝祭控えて動意は散漫

2014年11月25日 15:26

東京午後の為替市場では値動きが乏しかった。黒田日銀総裁が「為替相場は実体経済を反映して安定的に推移するのが望ましい」と述べ、円相場を刺激する追加緩和をためらうようなスタンスを見せたほか、ノワイエ仏中銀総裁は購入資産の対象拡大に向けて積極的な言葉を並べたが、動意を高めるには至らなかった。後場の日経平均株価は方向感が鈍く、小幅な上昇を維持して引けた。
 
今週は週後半から米年末商戦が本格化し、クリスマスムードが一段と広がってくるうえ、月末要因が重なって動きづらさに拍車がかかりやすい。季節的な要因から円安の流れは勢いを失いつつあるようだ。
 
ドル円は117円後半の本日の安値圏でもみ合い。昨日の円売りは巻き戻されており、119円台を再び試すようなムードは乏しい。ユーロ円は146円半ば、ポンド円は184円後半で安値もみ合い。
 
ユーロドルは1.2418ドルまで重くなったものの値動きは限定的。ポンドドルは1.5672ドルまで下押した後、戻りを試している。豪ドル/ドルも0.8570ドルの安値から0.86ドルちょうど前後に反転。NZドル/ドルは0.7808ドルから0.7840ドル付近まで下げ幅を削った。
 
 
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