東京市場 午後概況 円高一服し膠着 ドル円120円前半

2014年12月25日 15:12

午後は円高も落ち着き、海外の休場を控えて値動きが膠着。ドル円は120.06円までわずかに下値を広げた後は120.10円近辺でもみ合った。ユーロ円は146円半ば、ポンド円は186円後半、豪ドル円は97円半ば、NZドル円は92円後半、加ドル円は103円半ばで小動き。取引参加者が少なく、各通貨ペアで提示されるスプレッドが通常より拡大していたことも売買を一層手控えさせた。
 
黒田日銀総裁の発言が伝わったが、先日の日銀会合の会見をおおむね踏襲しており手掛かりにならなかった。後場の日経平均株価には上値の重さが続いて戻りが限定的。債券先物は一時147.90円まで上昇して最高値を更新。10年国債利回りは初めて0.31%へ低下するなど債券市場の動向が目立った。財務省が実施した2年国債入札では、落札利回りが初めてマイナスとなるなど需要の強さがうかがえた。
 
ユーロドルは1.22ドル前半、ポンドドルは1.55ドル半ば、豪ドル/ドルは0.81ドル前半、NZドル/ドルは0.77ドル前半、ドル/加ドルは1.16加ドル前半でほとんど値動きをみせていない。