東京市場 午後概況 円買い落ち着き、ドル円・クロス円は戻り歩調

2014年04月28日 15:10

東京午後の為替市場で、ドル円・クロス円は安値から持ち直し気味に推移。ドル円は102円前半で戻りが抑えられているものの、下げ一服後の日経平均株価に動意が乏しいなかで円買いも限られた。欧州や米国のロシアに対する追加制裁措置が本日発表される見通しであり、ウクライナ情勢は泥沼化しているが、制裁措置の拡大は資産凍結や渡航禁止措置などに限られるようで緊迫感は高まりにくい。先週後半からの円買いは徐々に後退していくのではないか。
 値幅は狭かったものの、ドル円がしっかりと推移するなかで、ユーロ円は141.30円付近、ポンド円は171円半ばまで戻りを試した。豪ドル円は95.01円までレンジ上限をやや広げた。NZドル円は87円半ばでこう着。
 オセアニア通貨は豪ドルが底堅かった一方で、NZドルがやや重い。豪ドル/ドルは0.92ドル後半、NZドル/ドルは0.85ドル後半で推移。東京午前から豪ドル高・NZドル安の流れが続いている。ユーロドルは1.38ドル前半、ポンドドルは1.67ドル後半で引き続きやや重い。