東京市場 午後概況 円買い入るが、衆院選控えて流れは形成されず

2014年12月12日 15:28

東京午後の為替市場では、円買いが入ったものの流れは形成されなかった。ポジション調整を交えて金融市場全般に不安定感があるなかで、一連の中国経済指標の発表前に円買いが持ち込まれたが、結果は強弱まちまちで、リスク回避方向への動意は高まらなかった。ポジション調整の円買いがあらかた終了し、週末の衆院選を控えて模様眺めムードが広がりつつある。日経平均株価は114円高の17371円で大引け。上げ幅を削って引けた。
 
ドル円は118.50円、ユーロ円は147.00円、ポンド円は186.39円、加ドル円は102.73円まで小幅に円高に振れた。円買いはまもなく巻き戻されている。
 
豪ドル/ドルは0.82ドル後半、NZドル/ドルは0.78ドルちょうど前後、豪ドル円は98円前半、NZドル円は92円半ばで小動き。発表された中国経済指標から、同国の景気懸念は膨らまず、手がかりにはならなかった。
 
ユーロドルは1.24ドルちょうど付近、ポンドドルは1.57ドル前半で小動きを継続。