東京市場 午後概況 円買い・ドル売り一服、徐々に様子見ムードが拡大

2014年08月26日 15:16

東京タイム午後の為替相場は落ち着いた展開。午前中の円買い・ドル売りは一巡したが、市場の動意を促すような新たな材料がなく、海外時間に予定されているイベントを控えて模様眺めムードが強まった。
 
ドル円・クロス円は下げ渋り。ドル円は103.75円を安値に103.85円近辺へ切り返したほか、ユーロ円は137.03円を底値に137.10円台へもち直した。ドル円に関しては、金融政策をめぐる思惑が反映されやすい米2・5年債利回りが時間外取引で低下したことも、戻りを鈍くした可能性はある。ただ、株価の上値が重かったほか、海外時間でのウクライナ・露首脳会談の行方や米住宅指標・消費者信頼感指数の結果を見極めたいとの思いも強く、ドル円・クロス円の反発力は鈍かった。
 
ユーロドルは、もち直しの流れが一服。ドル高調整を受けて1.3208ドルまでもち直したが、昨日高値を前に伸び悩む格好に。ECBの量的緩和に対する思惑やウクライナ情勢の混乱を背景としたユーロ圏経済への下押し圧力など、先行き不透明感が上昇の勢いを削いだ。市場予想以上に赤字額が拡大した貿易統計を受けて、売りが先行したNZドル/ドルも、0.83ドル半ばまで切り返したが、他通貨の反発が一服するのに歩調を合わせて勢いが緩和した。
 
 
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