東京市場 午後概況 円買いは広がらず、ドル円は117円前半

2015年01月19日 15:29

東京タイム午後の為替相場は動意薄。午前に見られた円買いの動きは広がらず、小動きが続いた。手がかりが限られ、本日のNY市場がキング牧師生誕記念日の祝日で休場ということもあり、やや様子見ムードも強まった。後場の日経平均は1万7000円大台を挟んでしっかり。一方、大幅反落した中国株は後場に入っても下げ幅を拡大するなど軟調地合いが継続した。
 
ドル円・クロス円は下げ渋るも上値の重い動き。直近の金融市場の不安定な動きは、投資家心理に悪影響を与え、リスクオフへの警戒感が強まっている。ドル円は117円前半での推移で、上方向を試すような雰囲気は感じられない。ユーロ円は135円前半、ポンド円は177円前半、豪ドル円は96円前半、NZドル円は91円前半の本日これまで安値圏での小動きが続いた。
 
対ドルはもみ合い。週半ばからの欧州中央銀行(ECB)理事会やギリシャ総選挙など注目イベントを前に、積極的な取引は手控えられている。先週末に1.1460ドルまで大幅続落したユーロドルは1.15ドル半ばで膠着、下げ一服も戻りが鈍い動きが続いている。また、ポンドドルは1.51ドル半ば、豪ドル/ドルは0.82ドル前半、NZドル/ドルは0.77ドル後半の狭いレンジ内で推移。