東京市場 午後概況 円相場は小動き、株高に追随した円売り限定

2014年06月02日 15:34

東京午後のドル円・クロス円は小動き。午前は、第一生命による米保険会社の買収協議や、少額投資非課税制度(NISA)の非課税枠拡大報道、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が来年度からと見られていた新しい資産構成比率による運用を今年秋にも開始するとの観測が話題となった。ただ、今週はイベントが極端に集中するなかで株高に追随した円売りは続かず、はっきりとした方向感は出なかった。
 日経平均株価は300円超の大幅反発。4月以来となる1万4900円台を回復し、1万5000円の節目を視野に捉えた。
 ドル円は102円ちょうど前後、ユーロ円は139円割れへと伸び悩んでいる。東京午前の円安推移に勢いはない。ポンド円は170円後半、NZドル円は86円前半でやや重くなっている。豪ドル円は94.40円まで下げ幅を拡大。弱い豪建設許可件数を背景とした豪ドル売りが続いている。
 ユーロドルは1.36ドル前半、ポンドドルは1.67ドル半ばで推移。ユーロ買い・ポンド売りの動きがあるなかで、ユーロドルはやや底堅く、ポンドドルは若干重い。豪ドル/ドルは0.9255ドルまで軟調に推移。