東京市場 午後概況 円相場の上下落ち着く、ドル円109円前後で小動き

2014年09月26日 15:02

東京タイム午後の為替相場は、午前の円相場の上下も落ち着き動意が鈍い。塩崎厚労相がGPIF改革を先送りする意図はまったくないとの見解を示したことも支えに、正午にかけてドル円は109.11円まで持ち直した。ただ、後場の日経平均は下げ渋ったが戻りは鈍く、時間外の米10年債利回りが2.50%付近でやや低下気味に推移したことも重しとなり、109円前後で伸び悩んだ。ウクライナ情勢への警戒感が再燃していることからも、リスク選好の動きが強まりにくい。本日は欧州連合(EU)・露・ウクライナのエネルギー問題に関する会談が予定されている。
 
資源国通貨は売りが再燃。豪ドル/ドルは2月以来の安値水準となる0.8751ドルまで弱含み。昨日、NZ準備銀行(RBNZ)のNZドル高けん制を背景に大幅下落したNZドル/ドルは0.7887ドルまで一段安となり、昨年9月以来の安値を塗り替えた。ドル/加ドルも1.1132加ドルまでドル高・加ドル安が進んだ。対円でも、豪ドル円は95.37円、NZドル円は86.00円まで安値を更新し、加ドル円も97円後半で伸び悩んだ。一方で、欧州通貨は小動き。対ドルでは、ユーロドルが1.27ドル半ばで動意が鈍く、ポンドドルは1.6299ドルまでわずかに安値を更新した。対円ではユーロ円が138円後半、ポンド円が177円後半で小じっかり。
 
 
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