東京市場 午後概況 円安推移 株価の持ち直しでドル円は120円定着

2014年12月05日 15:21

東京タイム午後は円売り優勢。後場の本邦株価の底堅さを背景に、ドル円は120.11円まで水準を回復させた。その後も120円の大台に定着する格好で下値が限定的。昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会後の、ユーロ反発が巻き戻されたタイミングで節目を突破した時のような値動きの荒さは感じさせない。今晩の米雇用統計に対する期待感もあり、ユーロ円は148.62円、スイスフラン(CHF)は123.61円、NZドル円は93.32円、加ドル円は105.39円までレンジ上限を拡大。豪ドル/ドルも100円半ばでしっかり推移した。ただ、ポンド円は対ドルの重さを受けて187円半ばで上値が重い。
 
ユーロドルは1.23ドル後半で横ばい。ショートカバーを主導にした反発も海外時間で一巡した。昨日は追加緩和の導入こそ見送られたものの、年明けの早い段階での実施の可能性が明示されており、依然として市場の目線は下向き。ただしユーロポンドではユーロ買い戻しが緩やかに続き、ポンドドルを1.5624ドルまで押し下げるなどユーロには底堅さもあった。豪ドル/ドルは0.83ドル後半、NZドル/ドルは0.77ドル半ば、ドル/加ドルは1.13加ドル後半で方向感の乏しい展開に終始した。