東京市場 午後概況 円安傾向維持も動意薄、ドル円102円半ば

2014年08月14日 15:39

東京タイム午後の為替相場はもみ合い。円安傾向は維持されているが、手がかりも乏しく、値幅は限定的。ドル円は102円半ばでこう着。地政学リスクの後退を好感し、今週に入って102円台で底堅い動きとなっているが、103円大台を試す動きに持ち込めるにも材料不足。後場の日経平均は小幅ながら高値を更新するなど堅調地合いを維持し、時間外の米10年債利回りはやや上げ幅を縮小。ポンド円は171.23円、豪ドル円は95.42円、スイスフラン(CHF)円は113.06円までわずかに午前の高値を更新するなど、クロス円も小じっかり。
 
ユーロはやや上値の重い動き。この日発表された仏・独4-6月期GDPは前期比・前年比で軒並み市場予想を下回り、独GDPは前期比で昨年10-12月期以来のマイナス成長となった。この結果を受けてユーロはやや売りが優勢となるも、ほぼ予想通りの結果となったことや、ユーロ圏のGDP発表を控えていることから動意は限られた。ユーロドルは1.3348ドルまで小幅下押し、ユーロ円は137.13円を頭に136円後半に水準を切り下げた。
 
このほかの主要通貨は対ドルでこう着相場となり、ポンドドルは1.66後半、豪ドル/ドルは0.93ドル前後、NZドル/ドルは0.84ドル後半で動意は見られなかった。
 
 
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