東京市場 午後概況 円安の流れを維持、リスク回避色は引き続き後退

2014年07月22日 15:10

東京午後の為替市場は、午前から株高を背景とした円安の流れを引き継いでいる。日経平均は高値もみ合いのままだったが、今晩発表される6月の米消費者物価指数(CPI)の上振れ期待もあり、ドル円はしっかりと推移した。ウクライナ問題や中東情勢が警戒されるものの、大規模な武力衝突は回避されるという見方が根強く、先週からリスク回避色は後退しつつあり、ドル円・クロス円の上値を軽くしている。
 
ドル円は101.57円、ポンド円は173.48円、加ドル円は94.55円、豪ドル円は95.37円まで水準を切り上げた。ユーロ円は午前からの上げ幅を維持し、137円前半で推移。
 
ユーロドルは1.35ドル前半、ポンドドルは1.70ドル後半でもみ合い。豪ドル/ドルは対NZドルでの豪ドル買いから0.9395ドルまで強含み。NZドル/ドルは0.86ドル後半でやや重い。今週24日にNZ準備銀行(RBNZ)が政策金利と声明を発表する予定だが、今回でいったん利上げが打ち止めになるという観測がある。乳製品価格の下落などが背景。