東京市場 午後概況 円全面高、昨日に続き本日も値動き荒い

2014年12月10日 15:19

東京午後の為替市場では円が全面高となった。中国の景気動向が依然として不安視されているうえ、同国の金融市場はやや不安定となっており、円安・株高基調に調整が促されている。日経平均株価は一時500円超下げた。ギリシャの政局懸念もリスク回避的な動きの背景とされているが、円買いや株安を誘っている手がかりとして、真に受けるべきものは乏しい。
 
ドル円は118.68円まで下落。昨日は21日移動平均線がサポートとなったが、このサポートからの反発は失速気味。ユーロ円は147.15円、ポンド円は186.17円、加ドル円は103.77円、豪ドル円は98.79円、NZドル円は91.45円まで下げた。日経平均株価が大引けにかけて下げ幅を若干縮めると、円買いも緩んでいる。
 
ユーロドルは1.2398ドル、ポンドドルは1.5691ドル、豪ドル/ドルは0.8338ドル、NZドル/ドルは0.7729ドルまで小幅にドル安推移。対円でのドル安が波及している。NZ準備銀行(RBNZ)の政策金利・声明発表を控えて、NZドルにはショートカバーが持ち込まれた。
 
 
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