東京市場 午後概況 円は株高に反応薄、FOMC後のドル安の余韻が残る

2014年06月19日 15:41

東京午後、日経平均株価は前場から上げ幅を拡大し1月29日以来の高値を更新したが、株高・円安パターンは影を潜めた。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明やイエレン米連邦準備理事会(FRB)の会見を経てドル安へと振れた余韻が残っており、円中心の動きは目立たなかった。黒田日銀総裁や森本日銀審議委員の発言が伝わったが、手がかりとなりそうな内容は見当たらなかった。
 ドル円は102円割れで重く、全般的なドル売りが強まると101.78円まで弱含んだ。ユーロ円はユーロドルの上げにつれ138.69円まで水準を切り上げた。ポンド円は173円前半、豪ドル円は95円後半でもみ合い。
 ユーロドルは1.35ドル後半でもみ合った後、1.3620ドルまで上昇。抵抗として意識されていた21日移動平均線を上抜くと、FOMC後の高値を塗り替えた。
 ポンドドルは上値を抑えていた1.70ドルの節目を明確に突破し、1.7014ドルの高値をつけている。2009年8月以来の高値を更新。
 豪ドル/ドルは0.9419ドルまで強含み。ドル安のなかでも、NZドル/ドルはNZのGDPが予想ほど伸びなかったことを背景に、0.87ドル前半で重かった。
 
 
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