東京市場 午後概況 入札通過で瞬間的に円売り、ギリシャ債務問題が重し

2015年02月05日 15:27

東京午後の為替市場は小動き。懸念されていた30年債入札を無難に通過し、日経平均株価が下げ幅を縮めた場面ではドル円やクロス円が戻りを試したが、昨日欧州中央銀行(ECB)がギリシャ国債を適格担保として認める特例措置を廃止したため、ギリシャの債務問題が依然不安視されている。今週はギリシャ新政権が債務減免の要請を撤回し、既存債務を成長に連動する新発債に交換する提案を行ったことでギリシャ不安は一時的に後退したが、債務問題はすんなりと収束しそうにない。
 
ドル円は117.44円まで小幅に水準を切り上げた後は117円前半でもみ合った。ユーロ円は133.44円、ポンド円は178.55円、加ドル円は93.61円、豪ドル円は91.48円まで強含んだものの、動意は限定的。
 
豪ドル/ドルは0.77ドル後半、NZドル/ドルは0.73ドル後半で小高く推移したが方向感は鈍かった。ユーロドルは昨日からユーロ売り圧力が継続。1.13ドル半ばで戻りが抑えられている。