東京市場 午後概況 値動きはこう着も、緊張感は後退

2014年09月17日 15:53

東京午後の為替市場は落ち着いた展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を控えて売買が見送られている。ハト派な米金融政策スタンスがタカ派寄りへとシフトすると想定されているなか、米政策金利の据え置き期間についての文言に焦点があたっており、昨日はこの思惑の振れが相場に反映されたが、過度な文言修正観測が後退したことは、金融市場全般の緊張感をやや和らげている。ドル高主導でタカ派寄りな思惑が台頭していたが、FOMCの直前になって思惑が適度に冷却された格好。
 
ドル円は107円前半でしっかり。ポンド円は174.68円、加ドル円は97.79円まで円安に振れた。豪ドル円は97円前半、NZドル円は87円後半でやや重い。ユーロ円は138円後半でもみ合い。
 
ユーロドルは1.29ドル半ばでこう着。ポンドドルは1.6289ドルまで小高く推移。対ユーロでもポンド買いがみられた。下げ一服後の反発局面に入りつつあるオセアニア通貨はやや重く、豪ドル/ドルは0.90ドル後半、NZドル/ドルは0.81ドル後半で推移。昨日発表された乳製品価格の総合指数であるGDT価格指数は下げ止まったが、NZドルの動向に影響を与えてない。
 
 
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