東京市場 午後概況 上値重くなった株価動向受けて円がじり高

2015年02月23日 15:46

東京午後は円がじり高。本邦株価の伸び悩みも背景に、ドル円やクロス円はこの日のレンジ下限をゆっくりと広げた。日経平均株価は一部の値がさ株に支えられて100円高付近を中心に推移したが、TOPIXは一時マイナス圏へ失速するなど利益確定の売りに押された。ドル円は118.88円、ユーロ円は135.29円、ポンド円は182.86円、豪ドル円は93.13円、NZドル円は89.40円、加ドル円は94.68円まで下押した。
 
ユーロドルは1.13ドル後半で戻りが限定的。市場の目線は明日からのイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に移っているが、ギリシャ債務問題にもまだ一定の警戒感がある。先日の支援延長の暫定合意を受け、ギリシャ政府は本日中に改革案を提出する。内容が不十分とみなされれば、再び財務相会合が開かれる可能性があるほか、国際支援団による協議の行方も不透明要因として残る。
 
ポンドドルは1.53ドル後半、豪ドル/ドルは0.78ドル半ば、NZドル/ドルは0.75ドル前半、ドル/加ドルは1.25加ドル半ばで引き続き小動き。時間外の米長期金利や原油先物にも大きな動きはみられなかった。