東京市場 午後概況 リスク回避後退による円売り一服

2014年10月20日 15:51

東京タイム午後の為替市場は小動き。日経平均株価が大幅に反発するなかで、リスク回避後退による円売り圧力が継続したが、あくまで株式市場が主導する展開であり、円相場などが主体となった動意の余地は限定的だった。500円超大幅に反発した日経平均株価は200日移動平均線を回復している。小渕経済産業相に続き、松島法相が辞任したが、アベノミクスのテーマ性が薄まっているなかで、材料視されていない。ローゼングレン米ボストン連銀総裁の発言に手がかりは見当たらず。
 
ドル円は107.40円の高値から107.20円付近まで小幅に調整した。今月1日高値と15日安値の38.2%戻し水準を越え、半値戻しである107.66円に接近しつつあるが、東京午後の動意は限られた。ユーロ円は137.00円、ポンド円は173.01円の高値からやや調整も、高値もみ合いの範囲内。豪ドル円やNZドル円も同様の展開で、上げ一服後も堅調さを維持している。豪ドル円は94円ちょうど付近、NZドル円は85円前半で推移。
 
ユーロドルは1.27ドル半ば、ポンドドルは1.61ドルちょうど付近で小動き。豪ドル/ドルは0.87ドル後半、NZドル/ドルは0.79ドル半ばで午前からの堅調な流れを維持しているが、目立った値動きはみられない。
 
 
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