東京市場 午後概況 リスク回避は一服、懸念要因の織り込み進む

2014年10月15日 16:25

東京タイム午後は小動き。円高の流れは小康状態のままで、円相場に目立った動きはみられなかった。日経平均株価は反発し、1万5000円の大台を回復。東京午前に発表された中国消費者物価指数は額面通りに受け止めるなら非常に弱く、中国経済の体温低下はリスク回避の流れにとって燃料となりえたが、中国の景気動向に敏感なオセアニア通貨にはむしろ買いが入った。世界的な景気不安やエボラ出血熱の拡大が不安視されている状況ではあるものの、いずれもある程度は織り込まれたようだ。
 
ドル円は107円前半で推移。米長期債利回りがやや上昇していることや、日経平均株価の上げ幅拡大がサポート要因となったが、動意は限定的。
 
ユーロ円は135円半ば、ポンド円は170円半ばでもみ合い。ユーロドルは1.26ドル前半、ポンドドルは1.59ドルちょうど前後で昨日からの安値圏を引き継いでいる。
 
豪ドル/ドルは0.8737ドル、NZドル/ドルは0.7852ドル、豪ドル円は93.74円、NZドル円は84.19円まで水準を切り上げた。円高・ドル高の動きに小口の調整が入っている。
 
 
 
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