東京市場 午後概況 ドル高継続、ドル円は4/7以来の高値

2014年08月20日 15:29

東京タイム午後の為替相場でも、連日で好調な結果だった米住宅データを好感したドル買いの流れが継続。緩やかに上昇基調を強めている米長期債利回りの動きもドル高の支援材料となった。後場の日経平均は前日終値を挟んだ小動きだったが、結局8連騰で取引を終えた。103円の大台を回復したドル円は、ストップロスの買いを巻き込んで103.27円まで上値を伸ばし、4月7日以来の高値をつけた。本日の海外市場で米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表、週末のジャクソンホールでイエレンFRB議長講演を控え、投機筋によるドルの買い仕掛けが観測されたとの声も聞かれている。
 
ユーロドルは1.3301ドルまで下押した。1.3300ドルに観測されているオプションバリアの防戦買いで下げ止まっているが、昨年11月以来の大台割れが目前。ポンドドルは、直近のポンド独自の地合い悪化も重しとなるなか、1.6602ドルまで安値を更新した。本日の欧州タイムでは8月6-7日開催分のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)議事録の公表が予定されているが、大きな反発材料にはなりにくいか。豪ドル/ドルはスティーブンスRBA(豪準備銀行)総裁の議会証言を背景とした上下が一服し、ドル全面高の流れを受けて0.9279ドルまで安値を更新した。またNZドル/ドルは、豪ドル/NZドルが年初来高値を更新するなど豪ドル買い・NZドル売りが継続していることも重しとなり、一時0.8373ドルまで下落した。
 
クロス円はしっかり。地政学リスクへの警戒感が後退し、世界的な株価の持ち直しが続いていることも支えとなった。ただ、主要通貨が対ドルで軟調な動きだったためクロス円の上値は限定的。ユーロ円は137.36円、ポンド円は171.45円、豪ドル円は95.90円まで小幅高。
 
 
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