東京市場 午後概況 ドル高に小幅調整も、ドル円109円半ばで動意限定

2014年10月06日 16:25

東京タイム午後の為替相場は新規材料が乏しい中、動意は限定的。ドル円は、午前同様に短期筋中心の利食い売りが観測され、109.46円までわずかに下値を拡大。米雇用統計は強い結果となったものの、米長期債利回りの上昇が伴わず、ドル円の110円大台復帰はお預けとなっている。後場の日経平均は高値更新の動きを継続させたが、リスク選好の動きは強まらず、円相場の反応は鈍い。
 
先週末に注目の米雇用統計を通過し、本日も中国は国慶節の祝日による休場が続き、シドニーとシンガポール市場も休場で、市場参加者が少ないことからも、値動きが乏しい。明日に日銀金融政策決定会合の公表を控えていることも、様子見ムードを強めている。
 
ユーロドルは1.25ドル前半の狭いレンジ内で推移。先週末、米雇用統計後の1.2501ドルを安値に大台割れを回避しているが、戻りは1.2528ドルにとどまっている。独8月製造業受注は前月比で市場予想を下回る-5.7%となった。落ち込みの大きさは2009年1月以来で最大だった。また、ポンドドルは1.5990ドル、豪ドル/ドルは0.8712ドル、NZドル/ドルは0.7791ドルまで小反発。ただ、ドル高地合いが続く中、反発の勢いは鈍い。クロス円も方向感が出ず、ユーロ円は137円前半、ポンド円は175円前半、豪ドル円は95円前半、NZドル円は85円前半で小幅上下にとどまった。
 
 
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