東京市場 午後概況 ドル高に小幅な修正も、FRB議長の講演待ち

2014年08月22日 15:20

東京タイム午後の為替相場では直近のドル高に小幅な修正が入ったものの、NYタイムでのイエレンFRB議長の講演を控え様子見ムードが強く、値動きは限られた。ドル円は後場の日経平均がマイナス圏に沈んだことも嫌気されて103.68円まで小幅レンジ下限を拡大した。FRB議長の講演に対しては、直近の好調な米経済指標やタカ派寄りの米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録からタカ派の発言を期待する声も聞かれる一方で、FOMC議事要旨を上回るタカ派トーンとなる可能性は低いとの見方が多い。日経平均は小幅安で大引けし、10連騰は果たせなかった。また、時間外の米10年債利回りは、前日終値の2.407%付近でほぼ横ばい推移が続いた。
 
ユーロドルは1.3295ドルまで買い戻され、昨日の高値をわずかに上回った。米ジャクソンホールでのシンポジウムにはイエレンFRB議長のほかに、ドラギECB総裁も参加している。ただ、今回のテーマが労働市場ということや次回のECB理事会が近いことを踏まえると、サプライズ発言は期待できないか。ポンドドルは1.6589ドル、豪ドル/ドルは0.9329ドル、NZドル/ドルは0.8425ドルまで上値を伸ばし、ドル/加ドルは1.0928加ドルまで加ドルの買い戻しが進んだ。クロス円も、日経平均の反落を眺めながら円安に小幅修正が入り、ユーロ円は137.79円、ポンド円は171.93円、加ドル円は94.83円まで安値を更新したほか、豪ドル円は96円後半、NZドル円は87円前半で小動き。
 
 
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