東京市場 午後概況 ドル高、ドル円は07年10月以来の高値を更新

2014年11月14日 16:45

東京タイム午後の為替相場はドル高。ただ、時間外の米10年債利回りが2.35%付近までやや上昇基調を強めたこと以外は特段の材料も見当たらず、短期筋による動きで値幅は限られている。日経平均が再度プラス圏に浮上した動きを眺めながら、ドル円は116.30円まで上げ幅を拡大し、2007年10月以来の高値を更新した。消費増税先送り・解散総選挙を背景とした円安の流れが継続している。
 
円以外の主要通貨に対してもドル高が進んだ。この後に、ユーロ圏と主要国の7-9月期GDPの発表を控え、ユーロドルは1.2426ドルまで下押した。ハト派寄りの英インフレ報告を背景としたポンド売りが続いている中、ポンドドルは1.5654ドルまで年初来安値を更新した。資源国通貨も、豪ドル/ドルは0.8677ドル、NZドル/ドルは0.7839ドル、ドル/加ドルは1.1393加ドルまでドル高・資源国通貨安が進んだ。
 
ドル円の上昇と主要通貨の対ドルでの下落に挟まれ、クロス円の動意は限定的。ユーロ円は144円半ば、ポンド円は182円付近、豪ドル円は100円後半、NZドル円は91円前半で底堅い動きが続いた。
 
 
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