東京市場 午後概況 ドル買いが盛り返す、調整は一時的

2014年09月16日 15:38

東京午後にかけては、ドル買いがやや優勢に。午前には米連邦公開市場委員会(FOMC)を見据えて、ポジション調整のドル売りが入ったが一時的だった。次第にドル買いが盛り返し、ドル円は106.93円の安値から107.25円まで小幅高に転じた。黒田日銀総裁の講演内容が伝わり、「消費は底堅く推移し、反動減の影響はさらに和らぐ」などと楽観的な発言が聞かれたが、従来通りの内容で手がかりは見当たらなかった。
 
ユーロドルは1.2940ドル付近で伸び悩み。豪ドル/ドルは0.9005ドル、NZドル/ドルは0.8162ドルまで弱含んだ。豪準備銀行(RBA)理事会の議事録発表後の豪ドル高は帳消しにされている。
 
ポンドドルは1.6214ドルまで軟化。スコットランドの独立を問う住民投票を18日に控えて神経質な様相が続いている。ユーロに対してもポンド売りがやや優勢だった。
 
ドルを中心に展開したなか、クロス円の方向感はまちまち。ユーロ円は138.76円までしっかりと推移した一方で、豪ドル円は96.54円、NZドル円は87.50円まで小幅に下げた。日経平均株価は下げ幅を削ったが、円相場の手がかりにはならず。
 
 
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