東京市場 午後概況 ドル円118円前半、産油国通貨は弱い

2014年11月28日 15:33

東京タイム午後の為替相場は小動きも、午前の円安・ドル高の流れを維持。後場の日経平均が上げ幅を前日比200円超に拡大するなど、堅調推移が続いたことも支えに、ドル円は118.34円まで高値を更新した。ただ、休日明けの米10年債利回りが時間外取引で、原油価格の急落を受けて2.20%台に低下したことはドル円の重しとなり、積極的に上値を追う展開にはなっていない。
 
産油国通貨は軟調な動きが継続。昨日の石油輸出国機構(OPEC)総会で減産が見送られ、原油価格が急落したことが背景。ドル/加ドルは1.1355加ドル、ポンドドルは1.5705ドルまでじり安。対円ではドル円の上昇が支えとなり、加ドル円は104円前半、ポンド円は185円後半で小じっかり。オセアニア通貨も売りが優勢で、豪ドル/ドルは0.8485ドル、NZドル/ドルは0.7827ドルまで足元の安値を更新し、豪ドル円は100円半ば、NZドル円は92円半ばで伸び悩んだ。
 
また、ユーロドルは1.24ドル半ば、ユーロ円は147円前半でもみ合い。欧州タイムでのユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)・速報値の発表を控え、動意は見られず。