東京市場 午後概況 ドル円102.30円付近、中国指標材料視されず

2014年08月13日 15:23

東京タイム午後も為替相場の動意は限定的。午後に発表された中国7月小売売上高は前年比で+12.2%、同7月鉱工業生産は+9.0%となり、ともに市場予想や前回をやや下回る結果となったが、市場への影響は限られた。オーストラリアは中国との交易関係が深いことから、動きが注目された豪ドルの反応も鈍い。午後の注目材料であった中国経済指標をこなした豪ドルは午前の堅調地合いを継続させ、豪ドル/ドルは0.9298ドルまで高値を更新し、豪ドル円は95円大台を回復すると95.09円まで上げ幅を拡大した。同じくオセアニア通貨のNZドルもやや買いが優勢で、NZドル/ドルは0.8439ドル、NZドル円は86.31円までわずかに高値を更新。
 
後場の日経平均は小幅高水準で動意が鈍かったこともあり、ドル円は102.30円前後でほぼこう着相場が続いた。本日102.34円付近に上昇した200日移動平均線を意識した動きが続いている。この後に欧米で注目の経済イベントが多数控えていることから、欧州通貨は様子見ムードが強く、ユーロドルは1.3365ドル付近、ユーロ円は136.70円付近で横ばい。独7月消費者物価指数・確報値は前年比・前期比ともに速報値と変わらずの結果となった。ポンドはユーロポンドでのユーロ売り・ポンド買いを支えに、ポンドドルは1.6827ドル、ポンド円は172.12円まで小幅高となった。
 
 
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