東京市場 午後概況 ドル円102円後半、米GDP背景の買い一服

2014年07月31日 15:22

東京タイム午後の為替相場は落ち着いた動き。昨日の強い米GDPを好感したドル買いは一服し、東京タイムでは明日の米雇用統計を控え全体的に動意が鈍い。本日のNYタイムでは米新規失業保険申請件数の発表が予定されている。先週に続き強い結果となれば、ドルの下押しリスクは一段と後退しそうだ。月末に絡んだ輸出入企業などの実需フロー中心の取引も一巡し、ドル円は102円後半でもみ合い。後場の日経平均が大引けにかけてマイナス圏に沈んだこともあり、ドル円は102.72円までわずかに午前の安値を更新したが値動きは限定的。クロス円も小幅上下動で、ユーロ円は137円後半、ポンド円は173円後半、NZドル円は87円前半で推移。豪ドル円もさえない豪経済指標を受けた売りは限られ、95円後半での動きが続いた。
 
本日の欧州タイムでユーロ圏7月消費者物価指数(HICP)・速報値の発表を控え、ユーロドルは1.3390ドル台でこう着。ドル高と地政学リスクへの警戒感もある中、上値の重い地合いが続いている。ポンドドルは1.69ドル前半、豪ドル/ドルは0.93ドル前半での推移で、ドル高基調が維持されている。また、NZドル/ドルは豪ドル/NZドルでのNZドルの買いにも支えられて、0.8517ドルまでやや買いが優勢となった。
 
 
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