東京市場 午後概況 ドル円102円前半で小動き、日経平均は堅調維持

2014年05月01日 15:44

東京午後の為替相場でのドル円・クロス円は、日経平均の堅調な動きを背景に底固いも、値動きは限られた。昨日の米GDPや午前の中国製造業PMIを材料とした取引も一巡し、本日NYタイムでのイエレンFRB議長の講演や明日の米雇用統計を控え、様子見ムードが強まった。
 後場の日経平均が一時1万4500円台に迫る水準まで上げ幅を拡大する動きに連動して、ドル円は102.31円まで上値を伸ばした。とはいえ、本日これまでのレンジは18銭にとどまっており、ほぼ102円前半でのもみ合い相場が続いた。クロス円は、ユーロ円が142.01円、ポンド円が172.74円、豪ドル円が95.12円、NZドル円が88.25円まで小幅ながらレンジ上限を広げるなどじっかり。対ドルでも小動きだが、昨日米GDP発表後のドル安地合いが継続。ユーロドルは1.3888ドル、豪ドル/ドルは0.9305ドル、NZドル/ドルは0.8635ドルまでレンジ上限を広げて、昨日の高値を上回った。午後に発表された英4月ネーションワイド住宅価格は前月比では市場予想を上回る+1.2%となり、前年比では2007年6月以来の高水準となる10.9%の伸びを記録した。英住宅価格の上昇継続を示す結果に反応は限られたが、ポンドドルは1.6892ドルまで上値を伸ばし、昨日につけた2009年8月以来の高値1.6901ドルに迫る動きとなった。