東京市場 午後概況 ドル円102円前半でこう着、日経平均は一段高

2014年08月11日 15:35

東京タイム午後の為替相場は小動き。後場の日経平均は上昇傾向を継続させ、上げ幅を先週末比380円超に拡大したほか、時間外の米10年債利回りもじり高推移となったが、為替市場の反応は鈍い。ウクライナや中東の地政学リスクはひとまず小康状態となっているとはいえ、警戒感が続いており、積極的な取引は手控えられているもよう。ドル円は午前のレンジ102.05-102.22円内での動きにとどまり、102.10円付近でこう着。テクニカル的な注目ポイントが集中している102円割れの水準では押し目買い、戻し局面では売り圧力が強まりやすく、当面はレンジ相場が継続しそうだ。株高を背景にクロス円も底堅い動きとなっているが、リスク選好の円売りは強まらず、ユーロ円は136円後半、ポンド円は171円前半、豪ドル円は94円後半、NZドル円は86円半ばで動意は限定的。
 
新規材料が乏しい中、主要通貨は対ドルで方向感は出ず小動き。先週末に1.3433ドルまで買い戻しが進んだユーロドルは小幅ながら売りが優勢で1.3395ドルまで下押した。また、ポンドドルは1.6780ドル付近、豪ドル/ドルは0.9280ドル付近、NZドル/ドルは0.8470ドル付近で小幅上下動。
 
 
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