東京市場 午後概況 ドル円高値もみ合い RBA声明はほぼ変化なし

2014年09月02日 15:39

午後も本邦株高や米金利上昇を背景に円安地合いが維持された。ドル円は104.87円まで1月以来の高値を塗り替えた。今週の安倍内閣改造人事や、日銀の追加緩和に関する話題などといった、各所の報道が材料になったとの指摘もあるが、週半ばからの日英欧の金融政策発表、週末の米雇用統計などを前に、ドル円はストップロスのオーダーもこなしながら上放れた格好。前述のイベントを消化しきるまでは、思惑も強いことから堅調な流れが続きそうな印象もある。ユーロ円は137.61円、ポンド円は173.92円、NZドル円は87.63円、加ドル円は96.22円まで日通しの高値を更新した。
 
豪ドルはやや伸び悩んだ。豪準備銀行(RBA)は市場の予想通り、政策金利を12会合連続で2.50%に据え置くことを決定。声明文では豪ドルの水準に関して、商品市況の下落を考慮すればファンダメンタルズに基づく価値を上回っているとし、前回までの歴史的に見て高水準との見通しから若干の変化があった。ただ、それ以外にはサプライズに乏しく、豪ドル/ドルは0.9285ドルまで小幅に下押し0.92ドル後半でもみ合い、豪ドル円は97.59円を高値に上昇を一服。ユーロドルは1.3115ドル、ポンドドルは1.6578ドル、NZドル/ドルは0.8342ドルまでレンジ下限を拡大させたが、クロス円の上昇にも下支えされてか下げ勢いは緩和した。
 
 
XEMarkets 口座開設